僕の考える「究極の健康法」を紹介するゼ!



早速、結論から書きますね。


医療関係の仕事(鍼灸師)をしている僕が考える「究極の健康法」とは…


適度に食べ

適度に寝て

適度に運動し

適度に遊び

適度なストレスで生活すること


です。


その「適度」がどのくらいかというのは個人差がありますので、あなたにとっての「適度」を見極める必要はありますが、何にしても多すぎず少なすぎず、何でも「適度」にやるのが秘訣です。


健康食品も大量に摂り過ぎれば毒になるでしょうし、特定の食品や成分を悪者扱いして完全にシャットアウトするだけで健康が完成するわけでもありません。


寝過ぎも寝なさ過ぎもダメ、食べ過ぎも食べなさ過ぎもダメ、運動し過ぎも運動しなさ過ぎもダメだと思いませんか?


何でも「極端」ではなく「適度」が大切です。


これを聞いて多くの人は「そらそやろ!」とか「そんなの当たり前!」とか「もう知ってた!」ということでしょうが、これこそが健康であるための本質であると僕は考えます。


メディアが伝える健康法は二分化している


テレビ番組等で健康法について紹介されることも多いですよね。


あの手の番組は二分化しています。


エンタメ化と細分化です。


1:エンタメ化


これは文字通りですね。


多くの人が興味のある健康という切り口をエンタメ化してオモシロオカシク、分かり易いVTRと演者さんの反応でコンテンツにしている番組です。


芸能人が人間ドッグに入って結果を番組内で取り上げたり、健康の新常識を医師の見解を交えながら紹介するような番組ですね。


ある種の啓蒙になっているかも知れませんが、あくまでもテレビ番組を成立させるために健康情報をエンターテイメント化しているので浅い内容になりがちです。


健康情報そのものというよりかは、それを切り口にして楽しい時間・面白い番組を作るという感じだと思います。


2:細分化


こちらも読んで字のごとく、大学や研究機関での専門的な研究なんかを細かく紹介する類の番組です。


よくあるものでは、「身近な○○(野菜や食材)に含まれる△△という成分が××(疾患名)の予防に効く」みたいな割と具体的な内容です。


研究結果を一般の視聴者にも分かり易く表現して、番組独自の実験結果なんかを教えてくれたりもします。


そういう結果だけを一見すると、特定の食材がなんだかとっても健康に良さそうに思えますが、これには注意が必要です。


仮にその食品や食材に含まれる特定の成分に健康効果があるとしても、それは「相関関係」であって「因果関係」ではありません。


それ以外の要素も健康状態という結果に深く関係しあっているので、単一成分の因果だけで健康が成立するとはいえません。


つまり健康番組内で紹介されている「その成分」だけを、もしくは「その食品・素材」だけを摂取すれば必ず健康になるというわけではないということです。


広告費で成り立つメディアの宿命


エンタメ化にしても細分化にしても、テレビ番組である以上、視聴率を取ってスポンサーを納得させなければいけない側面が必ずあります。


そのために「芸能人○○さんの生活習慣に潜む恐ろしい病魔の正体とは!?」とか「最新の研究で○○という成分に驚きの健康効果があると分かった!!」とか、そういう風に視聴者の興味関心を煽るような表現が多用されるわけです。


視聴者の健康に対する興味関心を視聴率に変え、スポンサーの広告料などで番組が成立するので、常に視聴者に興味関心を持たれるような目新しい、ある意味では過激で先進的な情報が求められます。


そこに冒頭でも書いた「なんでも適度にやりましょう」なんていう当たり前に聞こえるような健康の秘訣を紹介しても…視聴者には刺激が足らないので視聴率も取れません。


反対に言い換えれば、本質的な健康法でなくとも、視聴者にインパクトを与え視聴率を得られるのであれば何でもいい…というわけです。


視聴率が取れない→スポンサーがつかないのは困る→本質的でなくても過激な内容で視聴率を取るという感じです。


「適度に食べ、適度に寝て、適度に運動し、適度に遊び、適度なストレスで生活する」というのは本質的な健康法だと僕は確信していますが、大きなお金が動くメディアにおいては取り上げにくいんでしょうねぇ。


スマートフォンの登場で情報化社会のスピード感は飛躍的にアップしました。


昨日の情報は既に古びてしまって、人々は常に新鮮で刺激的な情報を欲しがっています。


そういう時代であるからこそ、本質的な情報を見極めて、その他のノイズに気を取られ過ぎないようにしなくてはいけないと僕は思います。


まとめ


本質的な情報というのは、実は既に身近にあって、当たり前とか当然のように扱われているものかも知れません。


そういう類の「当たり前情報」に共通するのは、時代が変わっても通用し続ける「普遍性」を含んだものだということです。


いつの時代にも「適度に食べ、適度に寝て、適度に運動し、適度に遊び、適度なストレスで生活する」ことは健康に良い結果をもたらすと思います。


数ある要素のひとつだけが健康か不健康かを決定づけるわけではありません。


身の回りの全てか複雑に密接に関係したった結果としての健康状態です。


あまり細かい数字の情報にカリカリし過ぎず、何でも「適度」であることを意識してみてはいかがでしょうか?


最新情報を追い続ける必要がない「適度にやる」健康スタイル、僕はオススメです。